膵臓が作る消化酵素と内分泌

食物の消化とグルコースの分解や吸収促進

膵臓は糖尿病との関わりが深い臓器という認識はあるものの、具体的にどのような働きを担っているのかイマイチわかってなかったので、確認してみました。

まずは、膵液(いわゆる消化酵素)には、たんぱく質、脂質、そして、糖質を分解する酵素が含まれています。

▼膵液に含まれる消化酵素の種類

  • たんぱく質:トリプシン、キモトリプシン、カルボキシペプチダーゼ
  • 脂質:リパーゼ
  • 糖質:αアミラーゼ

αアミラーゼには、デキストリンをマルトースに分解する働きがあります。

  • デキストリン:グルコースが連なったもの
  • マルトース:グルコースが2個結合したもの

その量は、膵液として、1日あたり1㍑~3㍑程度が十二指腸に放出されるそうです。
毎日、これほどの量を分泌している事を踏まえると、活発な臓器だと理解できるので、その分、休ませる時間も必要だなと思えます。

尚、膵液は、pH8~8.3というアルカリ性なのに対し、胃液は、pHは1~2(空腹時)という強酸なので、十二指腸でこれらが混ざる事で中和されます。

▼膵臓の内分泌と糖質の分解

続いて、内分泌腺として働くのは、インスリンでおなじみのランゲルハンス島ですが、中には、A細胞とB細胞があり働きが異なります。

  • A細胞:グルコガンを分泌
  • B細胞:インスリンを分泌

まず、A細胞から分泌されるグルコガンは、グリコーゲンをグルコースへ分解を促進するよう肝臓に働きかけます。これによって、血液中のブドウ糖が増えるので血糖値が上昇します。

  • グリコーゲン:多糖類
  • グルコース:単糖類・ブドウ糖

A細胞:肝臓に働きかけグリコーゲンの分解を促進

対するB細胞は、インスリンを分泌する事によって、グルコースを筋肉組織へ取り込みを促進します。

B細胞:筋肉へ働きかけブドウ糖の取り込みを促進

このように、順を追っていくと…

  1. 十二指腸で膵液(αアミラーゼ)がデキストリンを分解→マルトースへ
  2. 肝臓に働きかけ、マルトースの分解→グルコースへ
  3. 筋肉に働きかけ、血液中のグルコース取り込みを促進→エネルギーへ

それぞれの工程において糖質に関与し、最終的なエネルギーとするまで、膵臓の外分泌と内分泌が関与している事がわかります。

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