断酒を長続きさせるには?

断酒を7年半やってみて思った事

アルコールに対する依存というのは、一度陥ると根深いものですが、お酒というのは、少量なら健康増進、飲み過ぎると糖尿病の悪化にもなるという二面性を持つそうです。

何にしても、お酒の飲む量は、自分でコントロールできるようにしておきたいですね。

理想は自分で飲む量を制限できる節酒だと思いますが、実際に7年半断酒を継続した経験からすると、節酒は、断酒より難しいと思います。

少しでも体に酒を入れると、物事の基準が曖昧になり自分を甘やかしてしまうものです。

そんな私も、20代の頃は、会社でのストレスなどからお酒を飲む量が日に日に増え、アルコール依存症の一歩手前のような状況になった事がありました。

毎晩、焼酎を必ずコップ一杯以上煽ってグダグダになってから寝るというのを繰り返していたものです。

元々お酒が強くないものの、連日飲み続けると体が慣れてしまい次第に酔えなくなってきたので、あまりお金のかからない安くて普通の瓶より量の多いワインを買ってきては飲んだりもしていたものです。

あの頃が懐かしくもありますが、一歩間違えたらただのアル中です。

その後、勤めていた会社を退職したのと同時に断酒を開始したのですが、かれこれ7年半ほど継続する事ができました。

ちなみに、今は、7年半ぶりに断酒を解禁。

できれば、10年続けたかったものの、とあるきっかけであっさり解禁してしまいましたが・・・。

アル中一歩手前だった私がなぜ断酒を7年半も続けられたのか?

私も当時は、「酒を断とうにも断てない・・・」という精神状態だったので、そこからの7年半の断酒は、簡単なものではありませんでした。

ただ、自分がどういうタイミングでお酒を飲みたくなるのか考えてみたところ、一つのきっかけがありました。

それは、「少しでも飲むと止まらなくなる」です。

その当時、私自身の性格上、お酒を根底から脱しない限り、解決には至らないと判断したので、一切飲まない側に振り切れてみる事にしたのです。

その為、人付き合いも制限したり、コンビニなどに立ち寄る機会も意図的に減らしたりと、お酒そのものから距離を置く生活を続けていたものです。

そうこうしていくうちに、お酒の必要性を感じなくなったのと同時に、お酒がある事で起こるいろいろな弊害についても考えるようになりました。

例えば、酒代。

完全にお酒を断てば、その分のお金が節約できるというのは、初級編。

他にも、車をいつでも運転できる自由など、お酒に縛られない事で精神的にも実生活においても自由が広がると考えたら、自然と断酒を続ける意味が生まれてきたものです。

この状態を別の例で挙げるとすれば、多趣味な状態からの解放でしょうか。

趣味が多いと人生は充実したものに感じますが、その反面、お金もかかるし、ものが増えて部屋が散らかり、楽しいハズが趣味に関わる面倒ごとも増えるものです。それも、”趣味=楽しい”という自己暗示があるから成立します。

そんな趣味の道具を思い切って断捨離してみると、寂しくもありますが、なんだか清々しい気持ちを抱くのと同じような感覚が断酒にもありました。

可能なら節酒でコントロールできるように

できる事なら、そこから節酒。

つまり、酒と上手につきあえるようにシフトしていきたかったのですが、まだ、そこまでの自信は無く、飲まない側に居続けたままでした。

まあ、酒を飲むより飲まない方が健康で居られる気がするので、そのままでも良かったのですが、人によっては、人生の楽しみそのものを奪われたような感覚に陥るかもしれなので、あまりオススメはしません。

その位、世の娯楽とお酒は、セットになっているものですよね・・・。

それから、5年、6年と断酒を続けていくうちに、私の中でのお酒の必要性は、相当順位の低いものとなりました。

もうどうでも良いレベル。

そうして7年半ほど断酒が続いたのですが、ひょんなきっかけで解禁したのでした。

それは、調理にお酒が必要となりパックの日本酒(500ml)を購入したら余ってしまい、興味本位で少し口にしたら冬場で冷えていた体がポカポカと温まり、ほどよく緊張が緩む感じがあり、それ以来、マグカップに1杯にお湯割りで飲むようになっています。

今は、20代のアル中手前の頃と違い、特に沢山飲みたいという欲求は無いので、7年半断酒したお陰でようやく節酒ができるようになってきているのかなと思ってます。

また、断酒経験とは別に年齢を重ねたことで、自分をコントロールする術が自然と身についてきたのかもしれませんが、ただの老いなのかもしれませんね・・・。笑

でも、今くらい量を調整して飲めているなら、断酒も必要ないなと思えているので、やはり、お酒をコントロールできるようになるには、一度、飲まない側、つまり、断酒に振り切れる期間を設けるのが良いように思いました。

この時、「どうしても飲みたい」という気持ちが収まり、「別になくても平気だな」と思えたら、節酒できる状態になっている可能性が高いと思います。

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