体脂肪をギリギリまで削る痩せ方は危険?

特に危険だとは感じませんでした

一時期、食事制限と軽い運動だけで体脂肪を3%台まで落とした事があります。

その方法は、専門家から言わせたら「こんなのは危険だ!」なんて言われるようなことかもしれませんが、私自身は、全然平気でした。

むしろ逆です。

体が軽く、頭も冴えわたりと調子が良くなった位で、机上の空論と実際の経験とでは、やはり同じ結果にはならないものだと思わされたものです。

どの位痩せる事ができたのか?

私の身長は171cmで、開始前の体重は59kg位でした。

元々痩せている方なので、太ったからやってみたわけではありませんが、その方法に取り組むこと半年・・・。

ピーク時は体重が53kg代まで落ち、体脂肪もわずか3%になりました。

正直、ここまではやり過ぎたなと思います。

それに、同じ事をまたやれるようなモチベーションも今は有りませんが、ここまでせずとも痩せる方法として多少なりとも参考になるかなと思ったので、その時に考えていた事や実際に取り組んだ事などについて、解説していきたいと思います。

なぜ、体脂肪3%になるまで落とす事ができたのか?

その時は、私の中でファスティングがブームとなっていました。

ここで得た気づきが大きかったと思います。ファスティングや断食をテーマにした本も10冊以上読んだと思います。

「単なるファスティングダイエット?」と思われるかもしれませんが、毎日食事は取っていたので違います。

ファスティングは、短期間で痩せる為の方法というイメージもありますが、中身は、老廃物を集中的に排出する事を意識した健康法の意味合いが強いように私は思います。

具体的にどのような意味でファスティングが体に良いのか?

少しファスティングについて掘り下げていきたいと思いますが、私がメリットとして感じていた事は、以下のような部分です。

■ファスティングのメリット

  • 胃腸などの内臓に休息を与える事ができる
  • 脂肪の中に蓄えられた老廃物を取り出せるようになる
  • 長寿遺伝子を目覚めさせる事に繋がる
  • 体内のエネルギーを効率的に使う事ができる

簡単に言うなら、食事という内蔵をフルに稼働させる負担を減らし、その分を老廃物の排出に回すという感じです。また、エネルギーが食事から得られないので、強制的に体内の脂肪を燃焼させるようになります。

体は、食事から栄養を摂る事を優先的するので、食べる量や回数が多いと消化と吸収の負担が増え、反面、老廃物を排出する働きが弱まります。

つまり、その逆を行うのがファスティングです。

しかし、世間的には、健康の為には、”栄養をしっかり摂る事”が重要視されがちです。

これが、固い頭を作ってしまうんですよね・・・。

確かに、食事からじゃないと、体のエネルギー源や構成する成分を得る事ができないので、食べなければいずれ死んでしまいます。

なので、「1日分の栄養をしっかりと毎日3食(腹が減らなくても)」というように続けた結果、食べ過ぎで太る。

そうして脂肪が増える事でインスリンの働きが悪くなり、次第に生活習慣病へと進行し、将来的な糖尿病へ発展すると私は思っています。

それだけ、現代人の食生活は、常に過剰摂取状態が慢性化しています。

このように、”食=健康”というイメージが強く、その通りの食生活を続けていく先には、”過食=不健康”という現実が待っている。栄養をしっかり摂取するという意識が必要以上に食べる事に繋がってしまい、結果として、老廃物の排出を弱めてしまう事になるのです。

そこで、「なら食べる量を減らして、体脂肪を使うようにしたら、別にしっかりファスティングしなくても悪いものが出るのでは?」という興味から食事制限を始める事にしました。

”栄養=健康”なら戦後の飢餓状態を経験した人の長寿は何?

戦時中の食べるに食べられない超貧困時代を過ごした諸先輩方の中で、90歳過ぎてもピンピンしている。しかも、ボケまで起こっていないで昔の記憶も鮮明に語れる。

足取りもしっかりしているような方をテレビで何度も観たことがあります。

”栄養=健康”が絶対的なら、そういう人たちが長生きできている事は、異例という扱いになりますが、異例と片付けられる程、少数ではありませんよね・・・。

では、飢餓を経験した人たちは、いったいどういう原理で生きていけるのでしょうか?

それは、長寿遺伝子のスイッチが入ったからと言われています。

この遺伝子は、ある程度の飢餓状態を経験しないと目覚めないそうです。

これが、本当に正しい事かどうかは別として、今の今まで人類が滅亡せずに生きながらえてきたという現実から判断しても、多少の飢餓状態でも生きていけるように人はできているものです。

というか、数十億年かけて今の形になっている人類のメカニズムに対し、たった数百年に満たない医学が正しいという判断の方がおかしいと思ったりもしますが・・・。

飢餓状態に耐えられる機能が元々備わっているというか、むしろ、毎日欠かさず食べる生活がその機能を麻痺させてしまっているように思えてなりません。

それなら、戦後の貧困を経験した人の長寿だったり、その当時の日本では、「貧乏子だくさん」なんて言われていたり、今でも、アフリカのような貧困率の多い環境でこそ子供が沢山生まれるのも理解できます。

不妊治療をやめて断食したら妊娠した事例

こんな話を聞いたことがあります。

不妊治療に多額のお金を使い、夫婦共々栄養管理もしっかり行い健康状態も万全なのに、中々子供ができなかったのが、体をリセットしようと断食道場に通ったら、簡単に妊娠できてしまったなんていう話です。

産婦人科医の言っている通りにやって何年も妊娠できなかったのが、断食道場に通って真逆とも言える事を続けたら、いとも簡単に妊娠したというわかりやすい例です。

栄養をしっかり摂るのが間違っているという事ではありませんが、栄養を毎日欠かさず摂取する事が正しいとは到底思えませんね・・・。

減量の話から逸れているように思うかもしれませんが、こうした事から得られた気づきによって食事制限を前向きに取り組む事ができたので、後からじわじわ重要になってきます。

実践編:食べるものをギリギリまで減らす

という事で、実践編です。まずは、食生活を以下のように意識して取り組みました。

  • 朝はコップ一杯の水だけ
  • 肉はササミのみ
  • 乳製品は基本的に全部ダメ
  • 卵も食べない
  • 納豆は、OK
  • ご飯は基本的に食べない
  • コーヒー、チョコレートはOK
  • 大根おろしを毎日食べる

初期段階では、今まで「栄養摂取の為に」と思って続けていた事、食べていたものをことごとく削ってみたという具合です。

私の中では、”食の断捨離”と呼んでいます。

ただ、全部を制限してしまうと精神的にも無理が生じるので、好きなコーヒーとチョコレートは、特に制限していませんでした。

食生活を変えてからは、当たり前のように皮下脂肪は落ち始め、日に日に痩せているのを実感する事ができたのですが、かなり食べるものを制限しているのにも関わらず、空腹の辛さは、ほとんど感じた覚えがありません。

これも、結局は、考え方だと思います。

その時は、空腹状態になると、「この状態を維持する事が脂肪の中に蓄えられた老廃物を取り出す事になる」とイメージしていたので、空腹を感じている事がある種のゴールデンタイムのような、貴重な時間だと思えていたものです。

また、そうしたポジティブな考えで取り組んでいたからか、頭も冴え渡り、仕事にも意欲的に取り組む事ができていました。

脳は、ブドウ糖のみがエネルギー源と思われているかもしれませんが、糖質が減っても、今度は、ケトン体が代役となるので、別に、糖質を摂らなくても頭の働きにさほど影響しません。

「糖質のみが脳のエネルギー源だから、砂糖をしっかりと!」なんていうのは、精糖会社のうたい文句です。だからと言って、砂糖以外の人工甘味料は、「砂糖より甘いのにカロリーゼロ」なんてものは、更に口にすべきではありませんが・・・。

話が少し逸れましたが、食事量を間違えて少し食べ過ぎたりすると、満腹状態がものすごい苦痛に感じていたのも覚えています。

とにかく、「食事を抑えている状態がものすごく楽」という感覚が強かったです。

ただし、この食事制限は、やはり栄養面からすると少しやり過ぎていたのでした・・・。

スポーツジムに通い始めた時の事ですが、ジム会員特典として体組成計という1台100万円以上する高価な機械を使う事ができたのですが、その測定を繰り返す度に、タンパク質だけでなく、ミネラルの数値まで減少していたのには焦りました。

食事を制限しすぎて体内のミネラルが減少していたのです。

「老廃物を出す」という意識が度を超して食事制限した結果、カルシウムなども不足していったのには、さすがにヤバイなと思いましたね。

今度は食事内容をプラスしていく

そこで、今度は、今の体重を維持しつつ、少しずつ食事内容をプラスしていく事を考え以下の内容を解禁。

  • 卵は1日1個程度食べる
  • 植物性プロテインを飲む
  • カルシウム摂取にひじきを食べる

このように、食生活を少し緩和させた結果、タンパク質、ミネラル共に、量が増えて数値が改善したのでした。

このような感じで、ファスティングの考えを意識して減量に取り組んだ結果、体重が53kg代まで落ちたのは、中学3年の時に病気で入院した以来の事で、何度か減量に挑戦しても無理だったのが、「老廃物を出す」という意識で取り組んだら、案外できてしまったという話です。

いい意味でも、悪い意味でも、思い込みの力というのは、人に大きな行動エネルギーをもたらしてくれるような気がします。

もしも痩せたいと思っても中々上手くいかないという場合は、まずは、思考の切り替えとして、「脂肪の中の老廃物を出す健康法」という意識で取り組んでみると、食への執着も無くなり、空腹が心地よく感じられると思います。

食欲がものすごく沸いてきた時

ただし、この方法で注意しなくてはいけない事もあります。

それは、急に食欲が沸いてきた時はどうすれば良いのかという部分ですが、食欲が沸いたら欲求に逆らわずに食べていました。ご飯など、意図的に制限していたものも解禁です。

この時の食事は、大体美味い!

食欲が沸いてきたという事は、内臓も十分に休息が取れ、今度は、吸収する準備ができた合図だと思うので、我慢せず食べました。

ここで、下手に我慢したり、「今までの努力が水の泡になる」と考えてしまうと、ただ痩せるという事に固執しすぎて目的を失いやすく長続きしないでしょうね。

我慢せずに食べると言っても、普段の食事制限で胃袋が小さくなっていたのでそれなりの量でも満腹を感じてしまい、それ以上無理に詰め込むと苦痛に感じていた気がします。

ながらトレーニングも効果的

「正直、ここまで食事を制限するのは今更無理!」という場合もあるかもしれませんが、そんな時には”ながらトレーニング”がオススメです。

私が実際にやっているのは、歯磨きの時にスクワットをするというものですが、これも、別に無理に気張ってやる必要はありません。

ただ何となく数十回、数セットのスクワットを辛くならない程度に行い、日課というか運動不足解消程度に考えて気楽に取り組むだけです。

下半身の筋肉は、体全体の筋肉量の7割を占めるそうなので、そこを使う事は、エネルギー消費を促す事になるし、上半身を鍛えるより下半身を使った方が結果的に上半身も痩せるという実感があります。