脳のエネルギー源はブドウ糖のみ?

常に補給しなくても問題ありません

「脳のエネルギー源はブドウ糖だけ」という情報を見かけました。

本当にそうなのでしょうか?

調べてみると、脳のエネルギー源はブドウ糖である事はそうですが、より正確に言うならば、「脳の主となるエネルギー源」が正しいようです。

なぜ、このような情報があるのかというと、そうした化学的根拠を用いる事によって、例えば、砂糖などの消費を促すという意味があるようですが、その結果、生活習慣病の人が増えては元も子もありません。

飢餓状態の中生き延びて問題なかった人たちの存在

もしも、脳のエネルギー源がブドウ糖だけだとしたら、数日何も食べられない飢餓状態が続いたら、脳は活動を停止し、思考力や記憶力が下がってしまうだけでなく、脳を通じて活動している体の機能も停止してしまいます。

ですが、様々なニュースや情報などを見ても、2週間以上、何も食べられない状態が続いても健康に何ら問題がなかった人の話は、何度も聞いたことがあります。

ブドウ糖を摂取しなくても脳に支障は無し

そこで、本当はどうなのか調べてみたところ、「グルコース(ブドウ糖)を摂取しなくても脳の働きに支障はない」という情報がありました。

その内容によると、確かに脳のエネルギー源はグルコースが主であることには変わりないそうですが、そのグルコースは、摂取したものでなければいけないことはなく、例えば、脂肪やタンパク質が分解されてグルコースが作られエネルギー源となります。

また、そのグルコースが枯渇しても、今度は、脂肪酸を燃焼しケトン体とう物質が精製され、これが、脳のエネルギー源となるそうです。

このことからも、ブドウ糖は常に摂取しなければいけないというものでは無いことがわかります。

そして、体から脳のエネルギー源となる物質を作り出す方法はいくつもあるのですから、常にブドウ糖を摂取しなくてはいけないということはないと理解することができました。

糖新生について

人や動物の体には、糖新生というメカニズムが備わっているそうです。

この糖新生というのは、血液中のグルコースが少なくなると起こるもので、肝臓のグリコーゲンが分解されてグルコースが作られる事だそうです。

このような仕組みを解糖系と呼ぶそうですが、簡単に理解する為に、「人の体は、糖新生というシステムによって体内でグルコースを作ることが出来る」と覚えておけば、糖質依存の食生活は解消されますね。

糖質が無ければケトン体

また、体内に蓄えられているグルコースを使い切ると、次にエネルギー源として使われるものとして、ケトン体というものがあります。

こちらは、脂肪酸から作られるエネルギー源だそうです。

脳は、脂肪酸をエネルギーとすることができませんが、そこから生成されるケトン体は、脳のエネルギー源に出来るということがわかりました。

なので、血液中のグルコースが不足しても、それを体内で作り出すことが出来る。更に、そのグルコースの元となるグリコーゲンを使い切ったとしても、脂肪酸からケトン体という物質を作り出しエネルギー源に出来るということになるようです。

余談ですが、脳は、勉強をしたり考え事をしたりと負担をかけても、何も考えずにボケーっとしていても、消費するエネルギー量は変わらないそうです。

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