書評:江部康二の糖質制限革命

不勉強な「日本の栄養学」に対する警鐘

「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」に続き、江部先生の著書を読みました。

日本の栄養学に関する本を一冊読むより、こちらを一回読んだ方が健康になれると断言します。

冷静に判断した結果です。

健康にとって何が正しいか、誰が世のため人のためを思い真摯に語っているかを感じ取ることができます。

日本の栄養士は、不勉強な者が多いことについて警鐘されていました。

「タンパク質や脂質で血糖値が上がる」と言う人の話は、聞き流しましょう。

糖質制限について著名な医師の本を数冊読めば、血糖値が上がる仕組みは容易に理解できます。しかし、未だに誤解したままの専門家は多いようです。

原因は、日本は栄養学の知識自体が古いことです。

短期大学の栄養学のコースを卒業すれば、簡単な試験にパスするだけで栄養士の資格を得られてしまうのが実態です。さらに、四年制大学の栄養学コースを出れば、事実上、簡単に管理栄養士になれてしまうのです。

(引用:P123後半~P124前半)

「資格とは何ぞや?」と、思ってしまう実態があります。

欧米で医者を目指す場合、「人間栄養学」という学問を医学教育の一環として必ず学ぶそうです。日本には、存在しない学問です。日本の医者は、栄養学に関する知識を栄養士に丸投げしているのが現状なのです。

日本の医学会が栄養学に遅れていることで、糖質制限浸透の足かせとなっている現状が読み取れます。

同時に、日本の医療を何の疑いも無く受け入れている国民の多さ、ニュースなどの情報に流されている人がまだまだ多い現状にも考えさせられました。

現在、糖尿病の合併症により新たに人工透析が必要になった人の数は、年間で16,000人にも及ぶそうです。同じく、3,000人が失明し、3,000人が足を切断しています。

約32万人が人工透析を行い、医療費は、約1兆6,000億円かかっています。このうち3分の1が糖尿病の合併症によるものだそうです。

人工透析は、1人あたり年間で500万円も費用がかかります。

糖尿病発症の根本には、生活習慣があり、食べ物で溢れかえっている社会背景があり、糖質を未だに必須エネルギーと誤解している風潮が関係しているのかもしれません。

私自身、血糖値を自己測するようになって、健康のために今まで言われてきたことに間違いが多いと感じることが増えました。

答え合わせの意味でも、参考になる情報が豊富です。今後の生活に活用できる知識を得ることができます。

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