書評:主食を抜けば糖尿病は良くなる!

日本に糖質制限食の概念を広めたすごい人

日本で糖質制限の認識が広まったのは、江部先生のお陰だと知りました。

糖質制限食を本格導入した第一人者と言えます。

これまで読んできた糖質制限関係の本でも、名前が良く出てきていた有名なお医者さんです。

江部先生の存在は、5年以上前から知っていたものの、ご自身が糖尿病罹患者ということが引っかかり、「この人も糖尿病じゃん。信用して良いのかな?」と思っていました。正直なところ。

読み終えて、印象が180度変わりました。

糖質制限による実績を豊富に掲載し、ご飯ありきの食生活をわかりやすく否定してくれるのですっきりします。

全ての根拠は、江部先生が理事長を務める京都の高雄病院の患者さんたちが改善しているという確固たる証拠です。

かつては、糖尿病学会のガイドラインに基づく治療法を続けていたようですが、良くなるどころか悪くなるばかりだったそうです。

それが、糖質制限食を徹底した結果、インスリン注射が不要になった患者さんも居る程です。

日本糖尿病学会では、糖尿病になった場合の食事は、糖質制限ではなくカロリー制限食を推奨しています。ただし、大半が良くなりません。

前々から感じていたこうした疑問を解消してくれる内容が多くありました。

糖質制限食を個人でも実施できるように、食材の献立に関する情報も豊富に掲載されています。

本を読み衝撃の事実を知りました。

1916年に糖尿病学の父と呼ばれたジョスリン博士執筆による「ジョスリン糖尿病学」の初版が出版されました。この中には、「炭水化物は、総摂取カロリーの20%が標準」と書かれていたそうです。

今から100年以上前に、糖質制限が提示されていたことを意味します。

しかし、発行から5年後の1921年にインスリンが製造できるようになると、状況は変わっていったそうです。

1950年には、炭水化物の総摂取カロリーは、40%へと変更。1971年には、45%。そして、1986年には、60%と増えていきました。

明らかに異常な糖質摂取量と言えます。

医学の常識を手放しで信用すると、痛手を被るのは自分だと強く思いました。

「主食を抜けば糖尿病は良くなる!」を読んでいくうちに、糖質制限食の方が人間本来の食事に近いことは自然と理解できます。

この本は、2014年に新版として内容を改めたらしく、今の情報として、違和感無く読むことができます。

関連ページ

MENU