一型と二型の糖尿病の違いは?

先天性か後天的かの違い

当事者にとっては当たり前に理解している事だと思いますが、私自身もそうであるように、「いやいや、まだ大丈夫!」と思っている段階では、意識も低く糖尿病がどういうものか結構わからないものです。

私もつい1年前までは、ほぼ知識ゼロでした。

糖尿病の治療には、必ずインスリン注射が必要だと思ってた位です・・・。それと、一度なったら治らないとも思っていたし、血糖値測定器の使用も余程重症化してからだと感じていました。

そもそも、糖尿病は、インスリンの分泌が減ったり、分泌されていても働きが悪かったりする故に発症する血液の病気。しかし、実際には、糖尿病での治療でインスリン注射が用いられるケースは、一型と二型の一部と結構限られるそうです。

1型糖尿病の場合は、インスリン注射が必須?なぜに?

理由は、生まれつきの場合が多いから。膵臓のβ細胞が自己免疫に攻撃される。β細胞は、インスリンを作り出す上で必要な細胞。それが、自己免疫不全により足りない。つまり、インスリンそのものの分泌が限られる。

そのため、1型糖尿病の場合は、基本的には一生インスリン注射による治療が必要となるという事なんですね・・・。

一方の2型糖尿病。こちらは、原因は自分自身。つまり、食生活や運動不足という生活習慣病。症状が重度にまで進行していない限りは、インスリン注射を用いる事は無いそうです。

では、どういった治療法がある?

「運動療法と食事療法」だそうです。

太ったのが気になったらダイエットをするのと同じように、自分で蒔いた種を自分で回収しなくてはならないんだとわかります。

運動によってエネルギーの消費を増やす。消費が増えると、供給もスムーズになってくる。インスリンが上手く働くよう促進すると共に、健康的な食生活を心がけることで、2型糖尿病は改善することができるんですね。

「2型糖尿病は治らない」なんていう情報も有りますが、こちらは、取り組み次第で改善できる可能性を持っているんだと思えます。

治らないのは、努力しても改善の限界がある状態であり、治せないは、努力そのものが難しいと感じている事のように思います。

2型糖尿病は、どっちでしょうね・・・。

何にしても、ここまでならないように、健康なうちから血糖値の自己測定を続ければ、食事療法も運動療法も、そこまで負担とならずに済みます。

こうした治療上の違いを見ると、同じ糖尿病でも、1型糖尿病と2型糖尿病では、その深刻さに大きな違いがあると分かりました。

1型糖尿病の発症年齢は特徴的

よくある、生活習慣が原因で発症する糖尿病、所謂2型糖尿病は、40歳以上で発症することが多いそうです。最近だと、地味に若年層の発症も増えてきているそうですが。

では、1型糖尿病の発症年齢は、どれくらいの層が多いのかと言うと・・・小児から思春期の間だそうです。つまり、10代までに発症するパターンがほとんどということですね。

これは驚きです。なぜそんな若くして糖尿病を発症するのでしょうか?

若い内なら、そこまで極端な不健康生活は送っていないと思うのですが。それには、1型糖尿病特有の原因が関係していました。

糖尿病と言えば、不健康な生活が原因というイメージが強いのですが、1型糖尿病の場合にはこれはまったく当て嵌まりません。

では、何が1型糖尿病の原因なのかと言うと・・・ある特徴的な遺伝子だそうです。なんでも、それが原因で、ランゲルハンス島β細胞がインスリンを必要な量分泌できなかったり、最悪0だったりするのだとか。

そのため、生活習慣に比較的問題の無いで、10代までの間で発症するケースが、1型糖尿病の場合は基本だそうです。遺伝子が原因なら、どうしようも無いですからね。

1型糖尿病は膵臓に障害がある?

1型糖尿病は、インスリンが十分に分泌されない又はまったく分泌されないという症状の点については、2型糖尿病と同じですが、膵臓に注目してみると大きな違いがありました。

生まれつき膵臓の機能に障害があってインスリンの分泌に支障が出ているのが1型糖尿病になりますが、膵臓のランゲルハンス島β細胞がまったくインスリンを分泌しなかったり、分泌はしているもののその量が微々たるものだったりするそうです。

だから、1型糖尿病の患者さんは、一生インスリン注射を手放せないと言われているんですね・・・。

また、1型糖尿病はこうしたメカニズムから、判明する年齢は小児から思春期辺りに偏っているとのことでした。

しかし、原因は遺伝子が関わっているくらいしか分かっておらず、現段階で効果的な治療法は確立されていないみたいです。こうして見ると、同じ糖尿病でも1型糖尿病は大変なんですね。

関連情報

1型糖尿病は自己免疫のエラー?
2型は食事療法と運動療法で改善できる可能性がある一方、1型糖尿病は生涯に渡りインスリン注射を続けなければいけないこと。

1型糖尿病の疑いがある症状の特徴は?
1型糖尿病は、多くは小児から思春期にかけて発症する病気だそうです。

1型糖尿病に関わるシックデイとは?
1型糖尿病の人は、sick day(シックデイ)というものが大変と知りました。

2型糖尿病は贅沢病?
糖尿病を贅沢病と認識している人に対して、「いや、贅沢したつもりは無いよ!」という反論もありそうな言い方だと思います。

糖尿病は職業病?
父親が糖尿病となってしまいました。本当の話です。